株における4つのステージを理解する事は株の基礎原理を知る事である。

移動平均線を使ったトレンドの判別方法でステージについて少し言及しました。 このステージという考え方は、マークミネルビィ二が提唱しているSEPAトレード法を参考に書いています。 株価には4つのサイクルがあり、それぞれ底値固め期、上昇局面期、天井圏停滞期、下落局面期の4つのステージの循環サイクルを回転しながら株価の動きは決まってくるという考え方です。 相場をより具体的に捉えるための方法論です。   相場を構成する4つのステージとは すべての銘柄は必ず4つのステージを辿ります。 それは、景気の循環に沿ったサイクルと似たようなものです。 会社や新製品というのは最初に黎明期があり、次に成長期、成熟期、衰退期と続きます。 株価も同じような巡回サイクルが必ずあり、特に成長株投資においては明確に各ステージが明確に分かれるので、分かり易い傾向にあります。   4つのステージ毎の株価の動き 4つのステージ毎の特徴的な株価の動きを説明しようと思います。 第1ステージ 底値固め 第一ステージでは、株価はほとんど動きません。 出来高は少ない傾向にあります。 BOX相場やレンジ相場と言った上下の抵抗ラインに阻まれ身動きが取れないような株価の動きになります。 多くの場合に、移動平均線を使ったトレンドの判別方法で紹介した下降トレンドである可能性が高いです。(絶対ではない)   第2ステージ 上昇局面 株価の急激な上昇時期になります。 この時期には、好ましい材料が出たり、業績の好転といった株価にとって上昇しやすい条件が揃っている時期になるので良い材料が出ていないか良くチェックする必要があるでしょう。 この局面では必ず上昇トレンドになるので、チェックしておく必要があります。   第3ステージ 天井圏、停滞期 急激な上昇が終わり、株価が上値を抜けない状態です。 ベースの形が不明瞭になり株価の予測がし辛い傾向があります。 ベースに関してはこちらを参照ください(まだ書いてません)   第4ステージ 下落局面 急激な株価の下落が起こる時期です。 投げ売りが発生し、株価は底なし沼状態になります。 下の画像では、第3ステージに発展せず、すぐ第4ステージに移行しています。 (弱い投資家が買わなかった場合に急上昇からいきなり急激に下落する形になります)   各ステージで大口投資家が取る行動と個人投資家が取るべき戦略 各ステージでの大口投資家の動向と個人投資家が取るべき戦略を説明しようと思います。   第1ステージ 第1ステージでは特段注目すべき事は何も起こっていません。 誰にも相手にされていない時期になります。 株価を大きく上昇させる要素である、大口投資家の買い集めの兆候はまだ見られません。 ファンダメンタル的には売上高や利益、利益率は株価同様さえない傾向にあります。   ファンダメンタルに関しての記事はこちらに詳しく書いています(まだ書いてません) 大口投資家『機関投資家』についての情報はこちらに書いてます。(まだ書いてません)   出来高は一時的に急激な株価の上昇と共に噴きあがる場合がありますが、ほとんどの場合は空売りの買戻しである可能性が高いです。 第1ステージでは、どんなに魅力的に見えても、その銘柄を買うのは避けた方が良いでしょう。 株は底値で買うのが目的ではありません。 上がりやすい銘柄を買うのが目的になります。 出来れば最速で上がる銘柄を選ぶ事を目指すのがベストでしょう。 その為には、停滞している第1ステージで買うのは得策とは言えません。   第2ステージ 第2ステージへ移行する初期のサインは何もないまま突如起こる場合があります。 これは、機関投資家が先に情報を掴み買い集めている可能性があります。 もちろん、ニュースや決算がきっかけになって始まる場合もあります。   大きく上げる日が増え、そのような日には出来高の急上昇が見られます。 また、押し目になると出来高はある程度減る傾向があります。   第2ステージが進行中と判断できたとしても、上昇トレンドであると明確に判断できるまでは買うのを待つのが賢明な判断になります。 この場合、株価は底値から2倍~3倍になっている場合もあります。   この第2ステージに関して、マークミネルビィ二はある言葉を残しています。 『私が新しく買おうと思うときは必ず上昇トレンドである時買う。それより前だと確証が無く時期早々である。、つまり死に金になるリスクがあるということだ。ほとんどの素人は株価が高すぎると考えて、過去を振り返りもっと安い時に買っておけば良かったと考える。そういう考え方だからほとんど投資家は大金を得られないのだ』   もう一つ、第2ステージの特徴的なチャートの形があります。 それは、チャートの形が階段状に切り上がり続けるという特徴です。 なので、新高値を付けている銘柄に関しては注意して観察する必要があります。 新高値をつけた銘柄は第2ステージの可能性があります。   第3ステージ いつか上昇相場は終わります。 ファンダメンタル的には、未だ高い増益率を維持している場合があります。 これは、ファンダメンタルのみに頼った投資家が間違えてしまう最大の失敗になります。 株は現実よりも先行して動く傾向があるので、ファンダメンタルのみでは第3ステージを予測するのは不可能です。 機関投資家は先に情報を得ているので、第3ステージでは第2ステージのような極端な買い集めはしません。 その為、第2ステージと比べて上昇時の出来高が急減している傾向があります。 機関投資家に変わって、もっと弱い投資家が株価の下支えをしますが、それは新高値を次々に更新していくような動きにはならないでしょう。   第3ステージでは、第2ステージには見られなかった大きな下落が観測されます。 それは、通常は出来高を伴って大きく下にブレイクします。 これは、機関投資家の売り抜けを意味します。   第2ステージから第3ステージへの移行はとても分かり辛く、逃げ遅れしまいがちになります。 その場合大きな含み損を抱えることになりますが、ファンダメンタルが未だ強い上昇を見せている場合には、塩漬けにしておいても1度は最高値付近に戻る場合があります。 戻った時に、第3ステージなのか、第2ステージなのか出来高や値動きで判別できれば素早く利食いしたり、最小の損切りで済む場合があるので、よく注意して観察しておく必要があります。   第4ステージ EPS(1株利益)の上昇の勢いが落ちて減速を始めます。 その後、多くの会社ではネガティブサプライズが発表されることが多いでしょう。 決算の見通しが業績見通しに達しないか、決算前に業績を下方修正をしたりします。 また、アナリストからレートを下げられたりする場合もあります。 ここまで来れば誰の目からも明らかな下降トレンドでしょう。 この時期に、株は絶対買ってはいけません。 あっという間に、株価は半分になり資産のほとんどを失う事になります。 専門的な知識がある場合は空売りは良い選択肢になります。   空売りに関しては、専門的な技術なため別の機会に説明します。(まだ書いていません)   この第4ステージに関しては何年も続く場合があります。 その際、会社は破産申請をする可能性があるので気を付けましょう。 業績が好転し始めた場合は、第1ステージに戻ります。   第4ステージの特徴は、基本的に第2ステージの逆になり、上昇時には出来高が少なく、下落時には大きな出来高を伴います。 新安値を階段状に形成すると言う特徴もあります。   最後に ステージを理解しておくことは、今どの状況に置かれているのか大局的な見方が出来るので目先の細かい動きに神経をすり減らすことが少なくなります。 神経をすり減らすことが少なくなれば、冷静に今の状況を分析できると思うので、私はこのステージ分析の方法を用いています。 それでも、大きく下落すれば落ち込みますし不安にもなりますが、一つの指標にはなるのではないでしょうか。 ...
2015年7月13日0 DownloadsDownload